ビスケットの生地は生きているんです。
焼き上がったばかりのアスパラガス
こんにちは!
みなさんが召し上がっているビスケット。小麦を原料とした生地を焼いて作りますが、「生地が生きている!」 と聞いたら、皆さんびっくりするのではないでしょうか?
ビスケットの生地は、小麦を主な原料として、砂糖や水などいろいろなものを加えて作ります。このレシピはもちろん門外不出のギンビスの秘伝。長年培われてきた経験や工夫が存分に生かされているんです。
しっかりと練った生まれたばかりの生地は、人の耳たぶぐらいの温かさ。焼き始めはしっかりとふくらみ、その後少ししぼんで形が落ち着きます。オーブンから出てくると冷えて生地が引き締まり、さらにパッケージに詰められる直前まで状態変化は絶え間なく続きます。この変化は、「いきものと同じ」と現場の担当者は口をそろえて言います。
ラインの担当はビスケットづくりの大ベテラン。気温や湿度の変化があっても、いつも一定の条件で焼き上がるよう、工場の内部やラインを匠の技で管理しているんです。おいしい「ギンビスの味」になっているか、焼き上がったばかりのビスケットを一口食べただけでわかるようになるには、何年もの経験が必要とのこと。おいしくなるように、しっかりと気持ちを込めて生地をつくれば、生地がそれに応えてくれる。本当にお菓子作りが好きだからこそ、生きている生地の声を聴くことができるんですね。